2025年3月26日
エンジニアプラットフォームを提供するファインディ株式会社(東京都品川区、代表取締役:山田 裕一朗、以下「当社」)は、IT/Webエンジニアを社内に抱える企業に対し「AI活用の状況や今後のエンジニア採用に与える影響」を調査しましたので結果をお知らせします。
◾️ 調査結果サマリー
・9割以上の企業がAIツールの導入やサービス内への機能実装に取り組んでいることが明らかに。現時点ではエンジニアやビジネス部門の社内業務効率化の目的でAI活用を推進しているケースが多数。
・導入サービスとしては、「ChatGPT」や「GitHub Copilot」の導入率が高い。また、「Cursor」や「Devin」など開発業務の効率化・自動化を進めるツールの導入率も2~3割程度と比較的高く、開発生産性の向上に対する投資の積極性が見られる。
・AI導入・活用促進の目的ですぐに採用を強化しようとしている企業は約半数。一方、「既に採用要件を変えている」と回答した企業も含めて約7割の企業が「今後、エンジニアの採用要件が変化すると思う」と回答。選考内でAI技術やツールの活用経験の有無を聞いている企業も18.1%存在しており、こうした傾向は今後も加速することが予想される。
・AI全盛時代にエンジニアに求める要件としては「論理的思考力や言語化能力」「より一段高いエンジニアスキル」「ビジネス感度や理解度」「新しいことに挑戦する好奇心やバイタリティ」の4つが挙げられた。
◾️ 調査概要
・調査期間:2025年2月18日〜3月10日
・調査対象:Findyを採用目的で利用中の企業
・分析対象回答数:188社
・調査主体:ファインディ株式会社
・調査方法:インターネット上でアンケートを実施
回答企業のうち98.4%が自社でのAIモデルの開発やツールの導入・活用を実施しています。特に「エンジニアの業務効率化・生産性向上」に取り組まれている企業は多く、87.8%が上記テーマに対して既に取り組んでいると回答。
企業が公式に導入しているツールの導入状況としては「ChatGPT」、「GitHub Copilot」の導入率が他と比べても圧倒的に高い結果に。また、「Cursor」や「Devin」など開発の効率化・自動化を目的としたエディタやAIアシスタントを導入する企業も2~3割ほど現れており、開発現場の生産性向上のために積極的にAIに投資をしている企業のスタンスが垣間見られます。
「AI活用に積極的な企業」として推薦の多かった企業の傾向としては、①AIの活用を自社サービスの中核に位置付けて積極的に発信をしている企業、②経営者が率先してAI活用を自社の経営方針として対外的に発信しされている企業、のいずれかが多く推薦されています。
AI活用推進のために人材採用に積極的な企業は現段階では約半数に留まっています。「AI導入・推進を努める人材は充足している」と回答した企業は約2割しかなく、3割程度の企業は「人材は不足しているが採用予定はない」として現状では様子見の段階と予想されます。
自社のエンジニア採用要件を「既に変更している」企業は11.7%程度。ただし、「今後変化すると思う」と回答した企業を含めると7割超にのぼり、AI技術の進展が今後エンジニア採用のトレンドに一定の影響を与えることが予期されます。
採用活動内で候補者の合否決定にAIの活用状況を含めている企業は既に2割程度存在しています。選考観点としては、AIに対するリテラシーや技術力だけでなく、新たな技術に対する好奇心や積極性の面を評価したいという意見も多数見られました。
「今後採用するエンジニアに対して期待したい能力やスキル、経験は何か」という質問への回答を大きく分類すると以下のようになりました。「AIが出力する結果を正しく判断できること」「よりアーキテクチャの設計に関わる能力が求められること」などと並んで、「AIによってビジネス速度が加速する中で、ビジネス側と連携しそのキャッチアップを適切に行えること」といった意見も挙がっており、今後エンジニアに求められる能力が深化・多様化していく傾向が見られています。
本調査結果の全データにご興味のある方は、お気軽に以下よりお問い合わせください。
企業の方
報道関係者の方
本調査結果データを一部引用・二次利用等される場合は、「ファインディ株式会社調べ」と表記の上、リンクのご協力をお願いいたします。
リンク先:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000045379.html
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サービスサイト:https://findy-code.io/
2016年に創業したファインディ株式会社は、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに掲げたスタートアップです。エンジニアが不安なく挑戦できる世界共通のプラットフォームを作るために、世界中のエンジニアが使用するソースコードやイシューを管理する開発プラットフォームである「GitHub」「GitLab」「Jira」等のデータを解析し、エンジニアスキルや生産性の可視化を実現してまいりました。その技術をもとに、IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」、ハイスキルなフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、エンジニア組織の開発生産性可視化・向上SaaS「Findy Team+(チームプラス)」、及び開発ツールのレビューサイト「Findy Tools」を展開。さらに、幅広いエンジニアを対象にした自社イベントを2017年から2025年2月時点までで累計440回以上開催し、3万人以上のエンジニアの方にイベントサイトへ登録いただいています。これらにより、国内外のエンジニア人材不足やDX内製化、人的資本経営の課題を多角的に解決しています。ITエンジニアと企業のマッチングサービスの累計会員登録数は約20万人、登録企業数は3,000社まで成長し、「Findy Team+」は、国内外のスタートアップ企業から大企業まで約850社(トライアル含む)にお使いいただいております。(※)
(※)Findy 転職、Findy Freelance、Findy Team+、Findy Toolsの4サービス累計での登録企業数及び会員登録数です。なお、1社又は1名の方が複数のサービスに登録している場合は、そのサービスの数に応じて複数のカウントをしています。