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2024年11月7日

エンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」に「チームサーベイ分析β」機能を追加!

〜「SPACE」フレームワーク(※1)に基づいたサーベイにより、開発者体験を可視化〜

ファインディ

配信時間未定

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エンジニアプラットフォームを提供するファインディ株式会社(東京都品川区、代表取締役:山田 裕一朗、以下「当社」)は、エンジニア組織支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」に「チームサーベイ分析β」機能を追加したことを発表します。β版では、「SPACE」フレームワークに基づいたサーベイを通じて、開発チームの開発者体験における課題を多面的に可視化し、エンジニアの開発生産性向上をサポートします。

 

 

◆チームサーベイ機能の実装背景と概要


開発者体験の多面的な可視化を通じて、開発チームがフォーカスすべき、ボトルネックの特定が可能に

エンジニア組織のパフォーマンス向上を支援するSaaS「Findy Team+」は、2021年10月の正式リリース以降、約450社(トライアル含む)の企業の開発生産性・開発者体験向上をサポートしてまいりました。当社は、ご利用企業や当社のプラットフォームに登録しているエンジニアの声をもとに、日々プロダクトの改善を行う中で、利用ユーザーの皆様より「定量的な開発生産性指標だけでなく、定性的な開発者体験への満足度を把握したい」や「コミュニケーションやビジネスアウトカムへの課題意識を見える化したい」という声を多く頂戴してきました。

GitHubやMicrosoft等による開発生産性・開発者体験に関する研究結果である「The SPACE of Developer Productivity(※2)」という論文において提唱されている「SPACE」フレームワークは、開発者体験を計測する観点の多面性から、米国テック企業の開発チームでも非常にポピュラーとなっております。(※3)

同論文において、開発者体験への満足度は、開発生産性と正の相関関係にあることが述べられていることから、チームにおける開発者体験を多面的に可視化し、開発生産性の向上に繋げるための新機能「チームサーベイ分析β」を実装いたしました。これにより、例えばチーム人数が増加する中でのコミュニケーションや、開発内容とユーザーのアウトカムの連動性などにおける課題の有無を把握し、開発生産性向上におけるボトルネックを把握することができます。今後も当社はビジョンである「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」を実現すべく、ご利用企業のお声を反映させた各種機能を順次アップデート予定です。


◆チームサーベイ機能の特徴

①「SPACE」フレームワークに沿った設問設計

「Satisfaction and well being」「Performance」「Activity」「Communication and collaboration」「Efficiency and flow」の5つのカテゴリ別に設計されたサーベイに答えるだけで、開発チームにおける開発者体験の現状を多面的に把握することができます。

 

②チームの開発者体験におけるボトルネックを可視化

サーベイ結果は、「SPACE」のカテゴリ別や設問毎に可視化されるため、チームの開発者体験において、フォーカスすべきボトルネックをリアルタイムに確認することができます。

 

③メンバー個人の回答結果は、匿名で回答者自身のみチェック可能

サーベイに回答したメンバーは、自身の回答結果を「メンバーサーベイ分析」にて確認できます。

回答結果の推移から、自身の開発者体験の変化をふりかえる事ができます。


◆「Findy Team+」について

エンジニア組織のパフォーマンス向上を支援するSaaSサービスです。GitHub、GitLab、Bitbucket、Backlog、Jira、Google Calendarなどを解析し「Four Keys」や「サイクルタイム」を含む開発のアクティビティ・効率・クオリティなどを可視化することで、開発生産性・開発者体験向上をサポートしています。2021年10月に正式リリース以降、約450社(トライアル含む)の企業にお使いいただいております。

◆ファインディ株式会社について

会社名:ファインディ株式会社 / Findy Inc.

所在地: 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階

代表者: 代表取締役 山田 裕一朗

コーポレートサイト : https://findy.co.jp/

 

※1:「The SPACE of Developer Productivity」とは、SPACEフレームワークを指します。GitHub、ビクトリア大学、Microsoft Researchのメンバーによって提唱され、『LeanとDevOpsの科学』の著者でもあるNicole Forsgren氏によって「The SPACE of Developer Productivity」という論文の形で発表されました。 論文では、開発者の生産性についての神話と誤解を明らかにし、「重要な1つの指標」で把握することはできないと結論づけ、多様な側面を評価できる生産性指標を複数選定し、これらを大きな視点で論理的かつ体系的に考える方法をSPACEフレームワークとして定義しています。フレームワークという名称から、エンジニアである私たちが最初に思い浮かべるのはアプリケーションフレームワークのような定型処理がまとまったものですが、このSPACEフレームワークはSWOT分析などのビジネスフレームワークに近く、概念を提示しているものと言えます。また、最近ではGitHubによるCopilotレポートでも考え方の基礎として言及され、にわかに注目が集まっています。

 

※2:出典:Nicole Forsgren, GitHub

Margaret-Anne Storey, University of Victoria

Chandra Maddila, Thomas Zimmermann, Brian Houck, and Jenna Butler, Microsoft Research

「The SPACE of Developer Productivity」

2021年3月6日

https://queue.acm.org/detail.cfm?id=3454124

 

※3:The Pragmatic Engineer「Measuring Developer Productivity: Real-World Examples」

https://newsletter.pragmaticengineer.com/p/measuring-developer-productivity-bae

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